2016/08/30

Pure Imagination


朝からジーンワイルダーが
亡くなったと聞いてしょんぼり。。

あなたのウィリーワンカも
ヤングフランケンシュタイン博士も
星の王子さまのキツネも大好きでした。
キラキラの青い眼で演じる素敵な俳優さん。
夢をありがとう。


トラウマ映画

今年は、好きだったひとが
どんどん亡くなっていく。時代か。

2016/08/22

夏の夜の夢。

最初に断ります。
また落語のお話だよ。


某日。
新宿の異界、末廣亭で、今年はもう
春風亭昇太とマンダラーズを
見られないことが判明し
あのあと中席楽日まで
結局2回も観に行ってしまった。
足が勝手に末廣亭に向かっていた。
おいらんずも最高に楽しかったから
もう2回くらい観たかったなあ。


春風亭昇太師匠。
ちょっと気の抜けた出囃子の
和風「デイビークロケット」が
聞こえてくるだけで最早、これから
どんだけ笑かしてくれるんだろう
という期待感と高揚感。

新作が売りの昇太さんだけど
古典もすごかった。衝撃でした。

昇太師の落語は映像で見える。
本当に本当に映画を観ているみたい。
それもドタバタコメディ映画。
ジェットコースターのように
クルクル変わる場面展開のスピードと
登場人物の掛け合いが痛快!
なんでかわかんないけど古典なのに
オリジナルの新作に聞こえる。
あれ不思議だねぇ。


「船徳」
ニートの若旦那が
ヒマだからというクズすぎる理由で
船頭の仕事を始めたものの、
ドジばかりして客が振り回される、
ただそれだけの話なのに
桟敷から落っこちそうになるほど
笑いました。完全にひとりドリフ。
船頭=志村、客=いかりやの図式が。
しかもただ笑かすだけじゃなくて
扇子を竿に見立てて漕ぐ音を出したり
とても臨場感ある演出ですごかった。
客席みんな、船の上にいた。芸だわ。

「宿屋の仇討ち」
宿で静かに過ごしたいお侍さんと
隣の部屋でドンチャン騒ぎする
悪ノリ三バカ江戸っ子トリオの間で
奔走する宿屋の伊八の描写が
格段におもしろかった。
三バカが最高にかわいくて笑った。
超絶ババアの芸者を呼んで
「すごいのがきたよ〜」
とキャッキャ騒ぐ三人。超バカ。
「伊八ィ!いはちィ〜〜!!」
侍に呼ばれパニックになる伊八。
岡田あーみんの漫画みたい。
もう、ほんとこれ。

アロハマンダラーズも2回観た。

そんなこんなで今年は
おいらんず、マンダラーズ、
昇太師の落語で愉快な夏でした。
映像や音声で見るのと
ライブで見るのとは面白さが違う。
気が狂いそうなほど
笑かしていただいた。
お客さんを笑顔にする落語家、
なんてステキなお仕事だろう。


さて、早速備忘録的に
来月行きたい寄席&落語会。
カッコ内はお目当の噺家さん。

9/3  末廣亭深夜寄席(桂夏丸、春風亭昇々)
9/4 目黒さんま寄席(春風亭昇太)
末廣亭 上席(桂米丸)
池袋演芸場 中席(柳家喬太郎)
9/24 桂歌丸噺家生活65周年を祝う会
9/25 芸協らくごまつり

高校生のときジャニーズを追っかける
クラスメイトの気持ちが
1ミリもわからなかったけど
いまはわかるよ。わかるさ。
下は31歳から上は91歳までと
年齢幅はだいぶ広いけどな。
いろんな落語家さん発掘するゾ。
東京住まいでよかった〜。


老後は和室で着物着ながら過ごしたい。

2016/08/17

笑う門には福来たる。

浅草演芸場での寄席デビウから
すっかり味をしめたわたし。
なんでこんなに急にハマったのか、
ニワカ野郎が松岡修造ばりに
熱く語りますが笑って許して。

まず、勝手な想像だけど
落語に出てくる江戸っ子が
どうにもイタリア人っぽい。

ちょっと間抜けで見栄っ張り、
喧嘩っ早いけど全く後腐れしないとこ、
アホにいちいち付き合う寛容さ。
テンポの良い会話
(イタリア語も江戸弁も巻き舌だし)。

哀しい事も笑い話に変える前向きさ。
八つぁんも熊さんも与太郎も若旦那も
どうしようもない連中なのに明るい。

いつかイタリア人の友人が言っていた。

「リタの手紙が1ヶ月経ってやっと届いたよ。
遅い?期待しちゃダメよ、
だって郵便局員もイタリア人だから!」

彼女はゲラゲラ笑っていた。
イタリア人と江戸っ子。
生き方も性格も、とっても
さっぱりしたところが愛おしい。


寄席は楽しい。
長尺の映画を観るのはキツイけど
寄席は短編映画を何本も観ているよう。
だから丸一日いても飽きない。
お腹が空けばお弁当を食べるもよし、
居眠りしている人もいる。
ライブなのに映画館のようで、
このユルさがいい。

噺家だけじゃない、客席から見える
舞台の上の芸人の人生模様。
東京ボーイズ、
ギタレレと三味線の謎かけ小唄で
芸歴50年だった。笑った。
人生そのものが芸みたい。

お気に入りは末廣亭です。
そのまんまド昭和。
木造建築で、ここだけ昔から
変わらんのだろうなあ。
前売り券もないので
フラッと人が集まって、笑って帰る。
まるで「ニューシネマパラダイス」の
パラダイス座ような懐かしい世界。

この前末廣亭でキャッキャ笑ってた
小学校2年生くらいの男の子は
本当に主人公トトのようだった。
おじいちゃんとふたりで浴衣で来てて
彼の夢は噺家なんだそう。
やさしい空間だった。
ここはシチリアかな?

夢の世界へ。

そんなこんなで引き続き落語ブーム。
手術して家に引きこもってなかったら
今も落語を聞いてなかったかもしれないし、
落語に触れたタイミングが
20代だったらおもしろさが
まだわからなかったかもしれない。
タイミングだなあ。

よく考えたら老後の方が人生長いので
これからも広く浅く薄っぺらく、
落語の登場人物のように
どうにもならない毎日の中で
楽しいことを見つけて
愉快に生きていきたいです。
こんな素敵な伝統芸能を持つ
日本に生まれてよかった。


来月はレジェンドの高座を
聴きに参ります。
いま一番の楽しみ。


余談ですが「笑う門には福来たる」、
イタリア語にも似たような諺があるんです。

Gente allegra il ciel l'aiuta.
「陽気な人には天が味方する」

みなさまが今日も一日
笑顔でありますように!
ちゃお。

2016/08/13

人生が二度あれば。

先日父が誕生日だったので
お祝いに寄席へ行ってきました。

「またかよ!」とか
「オメーが行きたいだけだろ」
という声が聞こえてきそうだけど
違いますのん。
おとうも昔からの落語好き、
最近、唯一の共通の趣味ができたから
(でも結局半分はわたしが寄席に
行きたいからなんだけど…ボソリ)。

それもあるし、
オカンのときは還暦祝いにと
清水の舞台から飛び降りる勢いで
おダイソンさまのコードレス掃除機を
贈呈したくせに、オトンの還暦祝いは
確かショボいケーキひとつだったので
あまりにもあんまりだろうと思い、
新宿末廣亭へご招待。
入院中も世話になったしね。

また浅草で昼からお酒でも飲みながら
豪華にすき焼きを食べて
演芸場に行くという完璧なプランを
打ち出したのにあのおとう、
浅草遠いから新宿がいいって。

じゃあお昼何が食べたい?
ってメールしたら
「高島屋のタイ料理」とな。

「いくらわたしが貧乏だからって
遠慮はしちゃいけないよお父さま。
明日は父上が主役ですよ」

って送ったら

「食べたいのがタイ料理」

とひとこと返ってきました。

ーーーー食べたいのがタイ料理。
確固たる意志を感じました。

約束通りタイ料理をたらふく食べて
晩ご飯にお弁当を買って、
チェンマイから江戸へ、
もとい、新宿末廣亭へ。
でもこれがアナタ、大正解。
昼席のトリが噺家ハワイアンバンド
アロハマンダラーズ、
そして夜席の主任が昇太さん。
来てよかった。
最早完全に落語芸術協会の思う壺。


父、末廣亭訪問は40年ぶりだそう。
アロハマンダラーズ。
おいらんずでバンジョーやってた
柳橋師匠がギター担当。
漫談の新山真理さんのペースで
客席がたちまち沸く。

「健康ランドじゃありませんよ」

80歳の可楽師匠の
フニャフニャのフルートの音色、
今年から加入の二つ目桂夏丸くんの
トロピカルには程遠いコブシのきいた歌声、
もう何が何やらで、なんだか
久々にダイナミックオーシャンズ
聴きたくなっちゃった。
こちらもハワイアンとは程遠いけど大好き。
むしろどちらも楽しければ
ハワイアンである必要はなし。
ああ、おもしろかった。


中入りして夜席へ。


父はバイオリン漫談マグナム小林氏が
相当ツボだったらしくエライ気に入り
「なんでテレビに出ないんだろ」
「テレビに出てもおかしくない」
と始終喚いていたので
父のピークはマグナムだった模様。

わたしは何と言っても
夜席のトリ、春風亭昇太師匠。
いくら好きで面白いからって
月2で昇太。なんぼほど昇太。
中席初日から昇太。思うさま昇太。
急にコアなファンと化すわたくし。

昇太さん登場と同時に
雰囲気がパッと明るくなり、
マクラから空気が変わるのがわかる。
グイグイ引き込まれて夢中になった。
この日は新作「人生が二度あれば」。
ちょっとジーンとくるところもあり
傑作と思いました。
前を向いて生きようって思える。

末廣亭は昼夜入れ替えなしなので
1日みっちり楽しんだ!満足。
なんぼでもいられるわ、寄席。
病みつき。
おとう、いつまでも笑って
健やかに長生きしてほしい。

6月まではメソメソしてたのに
今月は笑ってばっかりで
まったく忙しい2016年です。


2016/08/10

にゅうおいらんずとわたしの夏。

「パッとしない今年の夏を
都内近郊で楽しもう企画」第二弾、
落語ブームに火がついている今、
ときめきの浅草演芸ホールで
寄席を観に行ってきました。

嗚呼、嗚呼、第二弾でもうすでに
この夏のピークかもしれない。
いや、今年に入ってから
最高に楽しい日だったわ。
それほど、気持ちが満たされた。
まだ余韻に浸っている。
熱の冷めぬうちに書きます。
長文だけど許して。


実は浅草へ特攻する前に
朝から病院へ行っていました。
乳腺科の初診でイキナリ、
マンモグラフィーで検査と言われ
なんの心の準備もないまま、
まさかのマンモ初体験。

ただでさえナイ乳をグイっと寄せて
ぎゅぅぅぅぅううううう!!!
っと上下左右に、乳潰し。
なんなら一回失敗して再撮。
なにこの貧乳にやさしくない機械。
いてぇいてぇと思いながらも
頭の中は寄席のことでいっぱい。
心すでに此処に非ず。

結局なにやらいろいろ検査してたら
開場ギリギリの時間になってしまい
検査結果の説明を受けてるときも
時間が気になって正直ずっと上の空、
残念患者、とりあえず様子見で
半年後再検査ってことだけわかった。
煮え切らない結果でなんだかなあ。


会計して電車乗り継いで田原町から
演芸ホールまで走る走る。走れリタス。
「術後2ヶ月は激しい運動は
しないでください」て言われてるけど
もうそこは無視してひたすら走った。

汗だくになりながら着くも
すでに開演していて
浅草ジンタを見逃す。ショック。
でも入り口で「立ち見です」と
言われて入った中、
奇跡的にひとつ空席を発見。
本当に助かりました。
か、神さまありがとう。

出てくる人みんなおもしろい。
でも落語を聴くようになって
まだ日が浅いので、
出てくる噺家さんの話す作品が
古典なんだか新作なんだか
タイトルがわからないのが問題です。
隣の席のおじいちゃん、
熱心にタイトルを書き込んでいた。
そのセットリスト教えてほしいわ。


驚いたのが鶴光師匠が出てたこと。
ちゃんと出演者を見てなかったので
まさか上方を聴けるとは思わなんだ。
ずっと江戸落語ばっかり聴いてたけど
上方もおもしろい!

お噺が終わったあと、
「落語家は踊りも習うんです」と
「浪花節だよ人生は」に合わせて
鶴光師匠の舞を拝見。激レア。
意外な姿、麗しゅうございました。
キッチリ3番まで踊り切り退場。
「浪花節だよ〜」のイントロだけで
笑ってしまう。ポンポンポンポン!


そんでやっぱり昇太師匠、小遊三師匠
お二方が突出してた。
噺の内容もだけどふたりは
キャラとしてもうおもしろい。
昇太さんのマクラでの
ボヤキが可笑しくてね、
笑点司会の話、独身キャラの話、
おばちゃん集団に絡まれた話、
ナンボでも聴いていたい。
そして時折見せるお茶目なしぐさが
可愛く見える奇跡の56歳。和んだ。
やっぱり生で見ても肌キレイだわ。
そして小遊三さんはアカン、
もはやあの顔を見ただけで笑う。
副会長ズルいよ、あの顔は。


そしてそして、大本命、
トリの噺家ディキシーバンド
「にゅうおいらんず」!!!
だー、これがもう最高でしてね!!


小遊三さんのトランペットと
昇太さんのトロンボーンが!!
おっさんたちが…かっこいい!!
江戸からニューオーリンズへ。
落語家からジャズマンへ。
そのギャップが素敵で悶えた。
かっこいいだけじゃない、
そこは芸人なので掛け合いもバッチリ
死ぬほどおもしろかった。
多芸だなあ。。

セットリスト(覚えている限り)
「タイガーラグ」
「セントルイスブルース」
「月光値千金」(Vo.昇太)
「上を向いて歩こう」(Vo.小遊三)
「聖者の行進」

エノケンの「月光値千金」、
どこかで聞いたことあるなと思ったら
ハッチハッチェルバンドも
「月光のすべて」って名前で
演奏してました。おお、繋がった!

ボキャ貧でこの興奮を
伝えるのは難しいけど
本物の芸事を目の当たりにして
笑いと多幸感に包まれた
夢のような時間だったよ。
やっぱテレビと生とじゃ違う。

落語もジャズも聴けてお腹いっぱい。
まるっと4時間楽しすぎた。
これで三千円て。安すぎだろう。
すでに明日も観に来たい。
定期的においらんずのライブやればいいのにな。

江戸っ子よろしく、
浅草でお寿司をひょいっと食べて
ポパイ買って帰った。
記事がタイムリーすぎる。
良い日でした。


2016/08/07

レインボーコネクション。

「パッとしない今年の夏を
都内近郊で楽しもう企画」
第一弾として先日、
某ウクレレイベントに
ウクレレ仲間のおっさんたちと
4人で行ってきますた。

みんな心から純粋に音楽が好きで
好きすぎてスゴイ上手いっていう、
無敵タイプの人たち。

ビール瓶を口で吹いて
これはGだとか、いやG7だねとか
言いながらビールの量で
チューニングしてるのよ。
挙げ句の果てには船の汽笛の音が
ボーーーーーーーーと鳴っただけで
「あっ、こりゃCだ」とか言いながら
ウクレレかき鳴らしてて
完全に置いていかれるワタクシ。
玄人集団にわたしポツネン、
この場違い感。
生きててすみません。

偶然バッタリ会った、
仲間の友人ご夫婦も合流し、
ひとしきり飲んで食べて青空の下
酔っ払いながらみんなで
「Rainbow Connection」を
演奏しました。
三拍子でとってもかわいい曲。

あまりにも素敵なお唄なので
原曲誰だろうなあ、と
帰って検索したらコイツでした。
まさかの両生類。


両生類に感動させられるなんて。
ほんでこの映像の空気感。


雲の形が夏だった。




2016/08/01

サブタレニアン二人ぼっち。

加藤和彦関連を聴き漁っていたら
偶然辿り着いたのが佐藤奈々子の
「サブタレニアン二人ぼっち」。


ザ・シティポップ。
聴いてて気持ちがいい。
これ聴きながら土曜日の夜に
首都高飛ばしたら最高だろうな。
免許すらないけど。

佐藤奈々子さん、
お名前を聞いたことあると思ったら
Cocco とか細野晴臣の写真を撮っていた
写真家のnanacoだった。
びっくり。

点と点が線でピーっと繋がった気分。
好きな音楽を辿ると思いがけない人が
サポートで参加していたり、
どこかで繋がっていたり、
こういうことがたまに起こる度に
うおっと興奮する。
業界が狭いのか、はたまた
似た者同士が集まるのか。
わたしが無知なだけなのか。

レコードプレーヤーがほしくなった。
いつだったか、元同居人が
山下達郎のアナログ盤をかけてくれて
お酒飲みながらレコード聴いて
大変ステキな時間だったんだ。
レコードに針を落としたときの
プツプツ音がいいですね。