2017/06/28

孫、帰る。

忘れぬうちに連チャン記録。

また違う日に行った

Doubles 五街道雲助・柳家喬太郎二人会。

これは本当にミラクルな会でした。



一番手キョンキョン。

マクラから笑いっぱなし。


6月あたま、北海道に

興行巡りをしたときのこと。

一緒に行った金原亭馬玉さんが

6月の北海道をナメきった装いで来てしまい、

寒い寒いと言って慌てて買って来たのが

セブンイレブンのレインコート。


「言ってもわからないでしょうけど

フック星人みたいになっててね」

フック星人



ここでもまたまさかのウルトラ落語

「ウルトラのつる」を披露。


【帰ってきたウルトラマンは

なぜウルトラマンジャックと

呼ばれるようになったのか?】


という疑問を古典落語「つる」を

ベースにご隠居に尋ねるという噺。

ウルトラマンのディープな知識が

次から次へと飛び出す

すごくマニアックな噺でした。


「ウルトラの母を演じたのはペギー葉山で

ってところでわたしの口から思わず

「へー」って声が出てしまい、

前方に座っていたせいか、

「いま『へー』って聞こえました。ご隠居!」

とキョンキョンが拾ってくれたのが

恥ずかしいけど嬉しかったです。



二番手、雲助師匠。お初です。

演目は「抜け雀」。

「抜けガヴァドン」の元ネタです。

雲助師匠はすごく丁寧に演っておられて

聴き入ってしまいました。

オリジナルもおもしろい!


仲入り後、ふたたび雲助師匠。

なに演るかな?と思ったら

三遊亭円歌師匠の新作「浪曲社長」。

これが激レアらしく、

会場一丸すごく盛り上がって、

めちゃくちゃおもしろかった。

キョンキョンも

「思い出に残る会になりましたね」って。

円歌さんが亡くなっても

噺って永遠に生きてくんだな。

客席をたっぷり沸かせてから、

サッと高座を降りていく姿が

すごくカッコよかった。



そしてトリの喬太郎師匠。

散々マクラで笑わせといて

自身の新作「孫、帰る」。

多くは語れないけど切ないお話でした。


……噺の中盤、

孫のタケシが帰ってしまってから

屋根の上でおじいさんが

黙ってタバコをふたつに折って

夕焼けの街を見下ろしている。


この間、ずっと沈黙。

息を飲む観客。

さっきまであんなに笑っていた会場が

一瞬にして静寂に。

役に入った喬太郎さんの目に

うっすら光るものが見えた気がして、

表情だけで語りかけてくるから

わたし、もらい泣き。


これ、母が音源だけで聴いて

ボロ泣きした噺だったのでした。

終演後、母に電話。

生で聴けてとても羨ましがられたけど

胸の奥をギュッと掴まれた感情のまま

家に帰って、また泣いちゃった。

落語で泣いたの、初めてです。



雲助師匠との二人会だから全部古典かな?

と思いきや、4席のうち3席が新作。

(「今気づいたけど今日は古典やっていないな、

ちょっとしたミステイクだな」

『孫帰る』のおじいさんの声を借りて

ご本人はおっしゃっていたけど)

最高で貴重な極上の落語会でした。


ウルトラセブンTが似合う、

このおっちゃんに泣かされたよ。

いま鈴本、池袋、末廣亭と

寄席を掛け持ちしてるみたいで

連日お疲れさまです。

売れっ子は大変ですな。

抜けガヴァドン。


6月下席の末廣亭、行ってきた。

昼のトリが柳家喬太郎師匠、

夜は人間国宝、柳家小三治師匠、

ニッポンのYANAGIST待望の

顔付けがこちら( 昼席のみ )。


625日(日)新宿末廣亭 

柳家小太郎「鈴ヶ森」

ストレート松浦  ジャグリング

林家あんこ 「つる」

古今亭志ん輔 「夕立勘五郎」

柳家小菊 都々逸

春風亭柳朝 「紙入れ」

金原亭馬遊 「無精床」

すず風にゃん子金魚 漫才

三遊亭圓丈 「万歩計と噺家」

金原亭伯楽 「宮戸川」

アサダ二世   奇術

柳家さん喬 「そば清」

お仲入り

柳家さん助 「胴切り」

青空一風千風 漫才

林家種平 「ぼやき酒屋」

柳家小ゑん 「下町せんべい」

江戸家小猫 「動物ものまね」

柳家喬太郎 「抜けガヴァドン」


一之輔さんが休演なのが残念だったけど、

それでも、さん喬師、

志ん輔師、圓丈師、小ゑん師、

正月興行か!っつーくらい豪華。


仲入り後の種平さんからトリへの

新作落語の流れが素晴らしく、

桟敷後ろの廊下まで立ち見、

満員御礼札止めの会場が

ドッカンドッカン沸くに沸く。


種平さんお初だったけど

ぼやき酒屋、最高だったわ。

あと、さん喬師匠の「そば清」!

さん喬・喬太郎親子共演とか涙が出る。

タイプは違うおふたりだけど

芸風がどことなく似ていて

こうやって受け継がれていくんだな

と感動しました。



トリの喬太郎さんは今日もひとり

素敵にお狂いになられてました。

「抜け雀」かな?と思いきや

「裏の空き地に土管が」とか

言い出した時点でおやおや?と思ったら

「抜けガヴァドン」でした。

念願のウルトラ落語初体験!



ガヴァドンA、かわいい~~♫

グーグーとずっと寝てる怪獣なんだって。


土管に描かれたガヴァドンA。

宇宙線を浴びると抜け出して

実体化するという。

そこへガヴァドンAを描いた絵師の

父ちゃんがやってきては

ガヴァドンBに改造してしまい、

土管からガヴァドンBが抜け出て

小田原の街を破壊す!

そこへ慌てて追加で描いた

ウルトラマンが絵から抜け出て


「倅!なぜカラータイマーを赤で描いた?!」

「し、しまったーー!!」


無茶苦茶でわけがわからないけど

ゲラゲラ笑いました。

終わってからガヴァドンAB鬼検索。

ぶちゃいくなガヴァドンB。



昼席からお腹いっぱいだったけど、

一緒に来た父と、

小三治を見ずして帰れるか、と合意

結局夜も最後まで籠城。

正楽さんと歌之介さんも観れた。

9時間末広耐久チャレンジは疲れたけど

充実の日曜日でした。

「抜けガヴァドン」が

もう一度ちゃんと観たくなって

帰ってから勢いでポチしてもうた。

届くのが楽しみです。


***


そんでもって今年いちばん

気分が高揚したニュースが。

8月15日放送の

「落語・ザ・ムービー」

ついに喬太郎さん初登場。

しかも「死神」演るそうです。


二本立ての番組なんだけど、

もうひとりが入船亭扇辰さんってのも

ニクいじゃあないの。

鯉昇さんが「ちりとてちん」を

演ったときも嬉しかったけど、

一報を聞いて鳥肌が立ちました。

こうなりゃビール片手に

自宅でひとり圓朝祭だー!


夏が待ち遠しい。


2017/06/16

私の青空。

先日の追記。

寄席井心亭の手ぬぐいが
あまりにも可愛かったのでつい購入。
左上から、
柳家喬太郎さん、林家たい平さん、
立川志らくさん、柳家花緑さん。

みなさん絵がお上手。
他の噺家さんも聞いてみたくなりました。
特に志らくさん。
立川流は定席の寄席で聞けないので。

立川と言えば、談春さんのインタビュー
 (もしくは「赤めだか」?) を
読んだらしいウチの先輩曰く、
「いまの若手はヌルい!
昔はみんな築地に飛ばされて
バイトさせられてたんでしょ!
だそう。
いや、それも違うような…。


我が家はとうとう父親まで
喬太郎師にハマりだし、
年老いた夫婦ふたりで昼から
YouTubeみてゲラゲラ笑っているらしい。

そしてたまに父は昔を思い出し、
「志ん朝はよかったなあ〜」
なんてつぶやいているそうです。

特に金持ちでもない実家だけど
ここんちに生まれてよかった。
笑うことが好きな両親でうれしい。


さあ、夏がまた来るよ。
にゅーおいらんずでしょ、
アロハマンダラーズでしょ。うへへ。
謝楽祭に芸協らくごまつり!

その前に末廣亭の6月下席が
豪華ラインナップすぎてうおー!
みんな一軍じゃないの!
根性でならぶ。

自分でもこんなどっぷりハマるとは。
落語のことならなんぼでも喋れるわ!

2017/06/15

寄席井心亭 水無月。


初めての井心亭寄席へ。
三鷹にある古い日本家屋での落語会。
マイクなしの生声!高座が近い!


『初天神』柳家喬太郎
『崇徳院』柳家小せん 
ーお仲入りー
一龍斎貞寿真打ち披露  口上
『諜報員メアリー』柳家喬太郎
『二度目の清書』一龍斎貞寿


久しぶりにキョンキョンの新作聴けて満足。
「諜報員メアリー」しょーもなくて
大好きです。

そしてこの度、真打ちに昇進された
講釈師の一龍斎貞寿さん。
おめでとうございます!
師匠方による口上がとっても愛溢れていて、
貞寿さん、涙をこらえているのがわかった。
聞いているわたしまで泣きそうに。

トシなのか、最近涙腺が
ユルッユルでいけません。
インドネシアからの帰りの飛行機で
「この世界の片隅に」を見て
漫画でオチ知ってるのにボロ泣きして
隣に座ってた異人さんをギョッとさせてしまった。


てなことで口上後はお客さんも
みんなで三本締め。
いい会に来れてよかったです。
わたしまですごく幸せだ。

トリは貞寿さん。
忠臣蔵から一部エピソード抜粋。
真打ちになったらやろうと
心に決めていたそうです。
本日がネタおろし。

このひとの講談はテンポがよくて
迫真の語り口で聞き入ってしまう。
これからが楽しみです!

2017/06/12

旅の終わり。

長い長い旅が終わりました。
さあ〜帰るでー!


さよならインドネシア。
旅人から会社員に戻ります。

2017/06/03

新宿末広亭余一会!

531日、会社を早退して

新宿末広亭余一会へ。

橘屋文蔵、柳家喬太郎、二人会。


初めて観るキョンキョン in 末広亭。

落語に入るタイミングを掴めず、

マクラがいつもより長くて(いつも長いけど)、

その分たっぷりおしゃべり。


仁義なき広島弁で、映画

「スプリング、ハズ、カム」再現が

涙が出るほど可笑しかった。

「リコ!タマァとったるけぇのお!」

て。


もっと笑ったのは

日活ロマンポルノに出ていた

愛染恭子の背中を流す三助役の

談志師匠」の再現。

上手すぎて、元ネタ観たことないのに

ひっくり返るほど笑かしていただいた。

まんま家元。

この人ホント化けるなあ。


「おれがこんな芸人なのみんな知ってるでしょ!」

と尺を大幅におして

ヤケクソ気味に入った落語「首ったけ」。

トリで演るはずの演目だったのに

プログラム無視で最初にぶっこむキョンさま。

予想を斜め上を行くスリリングさがたまらない。

「首ったけ」

最後、さんざんな目に遭った

花魁のサゲがかわいかった。


トリは「名人長二 仏壇叩き」。

恵比寿で拝聴したときより

パワーアップしておりました。

話世界に一度入ると

だんだん喬太郎師匠に

見えなくなっていく不思議。

マクラでたっぷり笑わせて

落語でじっくり聴かせる。

なんとも魅力的な噺家さんです。



その会で配られていたチラシ。

「池袋奇譚」これはこれは!!

デザインが江戸川乱歩風!!!

おもしろくないわけがない!!!

ゾクゾクしたい!!!

はてさて、チケット取れるかしら



落語っておもしろいなあ。

お芝居、映画、小説、いろいろあるけど

シンプルかつ最強の娯楽メディアとおもう。

上手い噺家は映像が見える。

サゲがきれいだと気持ちもスッキリする。

うーん、落語カタルシス。



さ、ブログも更新したし、

今からちょっくら

インドネシアへ行ってきます。

イタリアへ行く予定だったけど

紆余曲折を経てジャカルタへ。

イタリア行きてぇ!

いざ!